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人物紹介

ヨシダナギが民族を撮る理由は昔からのコンプレックスが原因?

写真家ヨシダナギ

「クレイジージャーニー」などのテレビ番組で一躍有名になったヨシダナギさん
23歳でアフリカに単身渡り、世界中の少数民族を撮影し発表している注目のフォトグラファー(写真家)です。
ヨシダナギさんの撮る写真は、少数民族の人たちの生き様がとてもよく引き出されていて、輝いて見えます。

直感的な生き方や唯一無二の色彩が高く評価されているヨシダナギさんですが、現在と違って昔はコンプレックスにとても悩んでいたそう・・・。
今回は、コンプレックスを経て、素晴らしい民族写真を撮ることになった理由やきっかけ、生い立ちや幼少期の経験などをまとめてご紹介します。

ヨシダナギとは

ヨシダナギとは

ヨシダナギのプロフィール

・1986年7月6日
・出身地:東京都江戸川区
・血液型:A
・身長:165cm
・職業:フォトグラファー(写真家)

日本で注目されるフォトグラファーの1人
23歳の時に単身アフリカへ渡り、独学で写真を学びながら、アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影し発表する。
この他にもドラァグクイーンの作品を発表して絶大な支持を集め、その直感的な生き方と唯一無二の色彩が高く評価されている

2017年には日経ビジネス誌で「次代を創る100人」に選出され、同年には講談社出版文化賞 写真賞を受賞

民族写真を撮る理由とは?

ヨシダナギ民族写真を撮る理由

少数民族が好きだったからずっと追いかけてきた写真家ヨシダナギさん。

少数民族の人たちには内面から滲み出る美しさや独特の雰囲気があり、カメラの前に立つと自信や誇りが現れてまるでモデルのような美しい立ち姿に・・・。
その凛とした姿に、心からかっこいい!と魅了されたそうです。

民族写真を撮り始めたきっかけ

ヨシダナギさんは、幼いときから感情を表情を言葉で伝えるのがあまり得意ではなく、引っ込み思案な性格だったといいます。

幼少期の頃、あるときテレビ番組でマサイ族を見て衝撃を受けます。
アフリカの雄大な大地の上を鮮やかなマントを身につけたマサイ族の人たち。
手足が長くスタイルの良いマサイ族の人たちが、槍を持って高く飛び跳ねている姿がとても印象的で、その姿が心にずっと残っていたそうです。

それ以来、アフリカに対して憧れを抱いていたヨシダナギさん。
1人で行動することが苦手な性格で不安もあったために行動は起こせずにいましたが、その状況が耐えられず「自分を変えたい。この気持ちを捨てたい。」という思いから、2009年23歳の時にアフリカにいく事を決意したといいます。

写真に込めた想い

初めてアフリカを訪れてヨシダナギさんを出迎えてくれたのは、感情表現がストレートで思いやりのある人たちだったといいます。
少数民族の人たちは自分たちが誇り高いと感じ、他者と比較することはありません。
それが彼らの魅力でもあり、人間としての力強さを感じさせます。

撮影する際はモデルの方々が最高に魅力的に見えるよう、100%以上最大の努力をしているとのこと。
ヨシダナギさんの撮る写真は、彼らに対する尊敬や憧れが被写体の輝きを引き出しているのではないでしょうか。

これまで撮影してきた人たちは、もしかしたらあなたの人生で一度も出会うことのない人たちかもしれない。
だからこそ、彼らが一番素敵に見える姿や表情を紹介したいと思っているそうです。

驚きの撮影方法

ヨシダナギさんの撮影方法は、時には服を身にまとわず現地の民族と同じ格好をすることがあるそうです。
現地の女性と同じ姿になることで信頼関係を築き、心を開かせて少数民族の人たちが持つ魅力を十分に引き出すためだそうで、その為、裸族の場合は同じ裸で接するということです。

ヨシダナギさんの著書の中にも書かれていますが、「写真を知らないことが自身の強み。」
もともと写真に対する興味がなかったことや、無知であったことが躊躇させることなく自然な作風を生み出せたのではないでしょうか。

ヨシダナギの昔とは?

ヨシダナギの昔

生い立ち

ヨシダナギさんには父親・母親・妹がいます。
10歳の頃に引越しをしてからイジメにあうようになり、引きこもりに・・・。
中学2年生の時に両親が離婚して、妹と一緒に父親と一緒に暮らし始めます。

父親は学校に行きたくないのだったら、いかなくても良いという考えの方。
父親のことはとても大好きだったようですが、学校にも行かずに父親の機嫌を伺いながらの生活が苦しくなり、二十歳の時に一人暮らしを始めます。
1人暮らしを始めたことで、これまで生きることが苦しいと思っていた考え方が変わってきて、ラクに生きられるようになったといいます。

幼少期の経験

ヨシダナギさんの母親は、とても個性的かつパワフルな方。

「あなたの顔は可愛いわけじゃない。自分の子だから可愛いと思うけれど、他の人から見たら普通の顔。ただ、いい笑顔はもっているからいつも笑っていると誰かが助けてくれる。」

「人間は基本的に何を食べても死なないから、何でも食べなさい。」

と、子どもの頃から世渡りの方法を教えてくれたそうです。
だから、子どもの頃は、お腹がすいたらいろんなものを拾って食べたりもしたそう。

ヨシダナギさんがアフリカの少数民族との生活の中に受け入れられたことや、泥水で入れたコーヒーや牛の生き血を飲んだり、山羊の頭を食べたりもあったそうですが、その肝の据わった行動は母親からの影響が大きいのかもしれません。

コンプレックス

日本人は、自分を肯定するのが苦手な民族。
他人と自分を比べすぎていて、自我がなくコンプレックスを持つ人が多いとヨシダナギさんはいいます。
ヨシダナギさん自身も昔からコンプレックスを持っていて、内面の弱さが自身の立ち姿に現れているような気がしてとても嫌だったそうです。

これまで撮り続けてきた少数民族と、新たな試みとして撮影されたドラァグクイーンの共通点は、立ち姿の美しさ

彼ら・彼女らと交流していく内に、「好きなように生きればいい」ということを教わったヨシダナギさん。
自由に自信に満ちた生き方が、コンプレックスを持っていたヨシダナギさんを開放してくれたのかもしれませんね。

まとめ

ヨシダナギさんがアフリカで出会った少数民族たちは、感情表現がストレートで思いやりがあり、立ち姿に自信や誇りが現れています。
ストレートな感情表現に感銘を受けたヨシダナギさんの撮る写真には、少数民族への尊敬が写真に込められていて被写体の輝きが引き出しています

幼い頃から感情表現が苦手でコンプレックスを抱いていたヨシダナギさんにとって、少数民族の人たちの姿はとてもカッコよく見えたのだと思います。
力強く自由に生きていく彼ら・彼女らへの尊敬と憧れが、彼女の写真集に込められているのは間違いないのではないでしょうか。