現在、アレルギーを持っている人が増えてきています。
特に食物アレルギーを持っている人は、食べたいものも食べれない、もし間違って食べてしまってアレルギーが出てしまう恐怖などストレスを抱えてしまうことも・・・。
お子さんにケーキを食べさせてあげたくても、アレルギーがあって食べさせてあげれない親御さんの悩みもあるでしょう。
今回は、ご自身が食物アレルギーを持つパティシェ清水活（しみずいきる）さんと、オーナーとして経営するお店や場所、清水活さんのアレルギーを持つ人への思いやりや、アレルギー対応のケーキを作ったきっかけなども含めてご紹介していきます。
清水活のプロフィール
清水活さんは、高校1年生のときに洋菓子職人になる事を決めます。
なぜ洋菓子職人になろうと思ったのか？
それは、中学生の時に職場体験で洋菓子屋さんの仕事をし、お菓子作りの楽しさを知ったからだといいます。
そのきっかけを作ってくれたのは、清水活さんのお父さん。
実はお父さんも洋菓子職人だそうです。
DNAを感じますね！
洋菓子の魅力に取りつかれてしまった清水活さんは、お父さんと同じ職場で働くことを決め、高校を休学して修業する事になったのです。
修業時代は、無我夢中でパティシエの仕事を覚えたという清水活さん。
大変だったこともたくさんありましたが、自分が作ったものが店頭に並んだ感動は今も忘れていないそうです。
そして、10年以上の修業を経て2012年に地元である岩手県北上市に自分のお店『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』をオープンしたのです。
清水活さんがアレルギー対応のケーキを作ったきっかけ
実は、清水活さんは食物アレルギーを持っていたのです。
それが分かったのは、独立して『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』を開店した翌年。
修業時代から小麦を扱うと少しかゆみがあるなとは思っていたものの、特に気にしていなかった清水活さんですが、自分のお店が軌道に乗り出して「これから！」となった時に、急にかゆみや湿疹、水疱や痛みがひどく出てしまい病院で調べてもらうことに・・・。
その結果、自身が小麦・卵・アーモンド・大豆のアレルギーを持っていることを始めて知ったのです！
これは、かなりショックだったのではないでしょうか？
自分の夢をかなえてパティシエとなった清水活さん。
洋菓子には小麦や卵をよく使うのに、そのアレルギーを持った自分は本当に洋菓子職人の仕事を続けて行けるのか？
悩み続ける日々が続いたといいます。。
清水活さんのアレルギーレベルはかなり数値が高く、触っただけでも症状が強く出てしまい酷い時には激痛で立っていられないほどの状態になることもあったそうです。
この先どうすればいいのかすごく悩んでいた時にあることを思い出した清水活さん。
それは、まだ自身がアレルギーを持っていることを知らない時にあるお客様からいわれた一言でした。
「小麦・卵・乳を使わないケーキをつくることはできますか？」
「どこのお店でも断られてしまって・・・」
初めてのご依頼に戸惑いながらも、お客様の気持ちに応えたくて一生懸命頑張って作った記憶。
そして、お客様にすごく喜んでもらえたこと。
この記憶がきっかけで、主治医である先生のアドバイスを受けて洋菓子職人の道を続けて行くことを決意した清水活さん。
アレルギーを持った人のために、同じアレルギーを持つ自分にしかできない安心して食べられるケーキを作ろうと思ったそうです。
清水活さんのお店『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』について
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清水活さんのお店『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』は岩手県北上市にあり、アレルギー対応のケーキを作っている数少ない洋菓子屋さんです。
こちらのお店は、アレルギー対応のケーキだけでなく通常のケーキもあり、ショーケースの中は美味しそうなケーキがたくさんあります！
その中で、オーナーパティシェ清水活さんのおすすめは、「苺のショートケーキ」！
特にこだわったのは、”やわらかくしっとり”としたスポンジ生地です。
創業当時から現在に至るまで変わらない製法で作り、「クリームよりも早く溶けて美味しい！」との口コミも。
自慢の「苺のショートケーキ」をみんなに食べて欲しいという思いから、お店のオープン日もこの名前にちなんで11月15日(いいいちご)にしたそうですよ！
また、これ以外の人気商品は「頑固おやじのクッキーシュー」！
クッキーの様に”サクサク”としたシュー生地の中には、優しい甘さのカスタードクリームがたっぷり入っています。
自分の味にこだわって、これからも頑固につくり続けている自分の未来を想像して作った創業当時から愛されるお菓子だそうです。
この他に、アレルギー対応又は通常のバースデイケーキやクリスマスケーキも対応。
また、小麦粉を一切使っていない焼き菓子は、北上市の「ふるさと納税」の返礼品にもなっています。
アレルギー対応のケーキやお菓子を作る際は、特に細心の注意を払って作っているそうで、
調理器具にわずかでもアレルギー物質が残っていたら、アレルギーが発症する危険があるからだそうです。
清水活さんのお客様への愛情と優しい思いが表れていますね。
お客様の気持ちに応えたいから、ここのお菓子が好きだといってくださるお客様のために、心を込めて作り続けているお店が『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』です。
清水活さんのお店『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』の場所は？
『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』は岩手県北上市の市街地にあり、北上駅からは車で5分、歩いて20分のところにあります。
近くにはユニクロや丸亀製麺があり、107号線から一歩中に入った道沿いで、白い外壁に苺のマークが入った可愛い看板が目印です。
住所：〒024-0062岩手県北上市鍛冶町1-11-71
電話番号：0197-72-7225
営業時間：午前11:00～午後18:00
定休日：火曜日
駐車場：あり
まとめ
いかがでしたでしょうか？
清水活さんは、ご自身がアレルギーを持っているからこそ、食べれないことの辛さをよくわかっていらっしゃいます。
アレルギー対応のケーキをつくるようになって、その注文はすごく増えたといいます。
それは、アレルギーを持つ人が多くなってきているということ。
「少しでも安心して食べられるケーキを提供したい」という思いと優しさがつまった清水活さんのお店『洋菓子工房 ケーキ屋Shimizu』。
これからも頑張って作り続けて欲しいですし、アレルギーを持っている人たちが安心して食べられる場所が今後増えていくことを願っています。
