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人物紹介

車いすテニス小田凱人のコーチやスクールは?経歴を徹底調査!

車いすテニス小田凱人のコーチやスクール経歴

2023年6月、全仏オープン(フランス パリ)車いすテニスの男子シングルス決勝戦で、日本の小田凱人選手(17歳 東海理化)が優勝しました。
今回の優勝で、健常者も含めた男子シングルスで4大大会(グランドスラム)史上最年少記録となりました。

17歳という若さで4大大会(グランドスラム)制する偉業を成し遂げた小田凱人選手
これまでどんな努力をしてきたのか、優勝に導いた原動力はどんなものだったのか

そこで今回は、全仏オープンで優勝した車いすテニスの小田凱人について、指導コーチや通っていたテニススクール、これまでの経歴をまとめてご紹介します。

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車いすテニス小田凱人の指導コーチや通っていたスクールは?

車いすテニス小田凱人のコーチやスクール

小田凱人選手の指導コーチ

小田凱人選手を指導しているコーチは、熊田浩也(クマダヒロヤ)氏
中学生の時から指導を受けていました。

もともと健常者の方へコーチングをされていた熊田浩也コーチ。
小田凱人選手に対しては、基本的に健常者の方と同じメニューからスタートして地味な練習をコツコツとやってきたそうで、簡単なミスを減らすということに多くの時間をかけていたそうです。

また、車いすテニスはボールとの距離感をとるのが難しく、調子が良い時のパフォーマンスを維持することも意識するように指導。
技術だけでなく、コートでの礼儀・マナーなど選手として人としての立ち振る舞いの教育面も取り組んできたそうです。

熊田浩也コーチ曰く小田凱人選手はもともと運動神経が良く、どうやったら自分も上手くなれるのかを考え工夫しながら練習するタイプ。

以前小田凱人選手がインタビューで、
「障がい=ハンディキャップのまま人生を終わらせたくない。」
「障がいを武器にして他の人と違う自分に自信を持ってテニス競技に取り組んでいる。」
とコメントしているように、小田凱人選手は努力を惜しまずひたむきに取り組む情熱とポジティブで負けず嫌いな性格もあり、そのために上達が早かったのかもしれないと熊田浩也コーチがおっしゃっていました。

現在海外ツアーには、熊田浩也コーチの他に障がい者スポーツトレーナーを務める前田准谷(マエダ ノリヒロ)トレーナーが帯同されているそうで、小田凱人選手はお2人の存在に対して「2人がいなければ自分のプレーはできていないし、とても心強い。」と感謝しつつ、「支えてくれているすべての方たちに感謝の気持ちを結果で残し、プレーで恩返ししたい。」とインタビューでコメントしています。

小田凱人選手が通っていたスクール

小田凱人選手が通っていた所属スクールは、岐阜インターナショナルテニスクラブ
岐阜インターナショナルテニスクラブを選んだ理由は、「家から近かったこともありますが、テニスをする環境が整っていたことやコーチたちの教え方がとても自分に合っていた。」からだそうです。

現在も岐阜インターナショナルテニスクラブを練習の拠点にしているそうです。
運が良ければ、練習風景が見れるかもしれませんね。

岐阜インターナショナルテニスクラブ

●住所:〒501-6006 岐阜県羽島郡岐南町伏屋9丁目116
●電話番号:058-337-0260
●営業時間:月~土 9:00~21:00 / 日 9:00~14:30
●駐車場:あり
●アクセス:国道22号線から東へ 岐南インターのすぐ近く
●公式サイト:岐阜インターナショナルテニスクラブ

車いすテニス小田凱人の経歴

車いすテニス小田凱人の経歴

●名前:小田凱人(オダトキト)
●出身地:愛知県一宮市
●生年月日 : 2006年5月8日
●身長 : 175cm
●利き腕 : 左利き
●所属:東海理化

幼少期からサッカーしていた小田凱人選手でしたが、9歳の時に左股関節に悪性の骨肉腫を発症し、太ももに人工関節を埋める大手術を受けます。
そのことにより車いす生活をとなりましたが、医師のススメもあってパラスポーツに興味を抱くようになり、ロンドンパラリンピックで活躍する国枝慎吾氏をみて感銘を受けた小田凱人選手は10歳から車いすテニスを始めます。

熊田浩也コーチとの出会いやポジティブで負けず嫌いな性格もあり、国内の大会で優勝するなどメキメキと頭角を現していく小田凱人選手。
2021年、14歳にして車いすテニスの世界ジュニアランキングで1位を獲得し、日本人男子史上初の快挙を達成します。

2022年4月、15歳でプロに転向
プロ転向後グランドスラムに初出場し、「全仏オープン(フランス パリ)」では最年少16歳で出場しベスト4に入り、同年に行われた年間王者を決める世界大会で、大会史上最年少の16歳で優勝を獲得します。

翌年の2023年「全豪オープン(オーストラリア メルボルン)」では、初出場にして準優勝を獲得。
同年の「全仏オープン(フランス パリ)」では、第1シードで世界ランニング1位のアルフィー・ヒューエット選手(25歳 イギリス)に6-1、6-4でストレート勝ち、史上最年少記録をだして初の4大大会(グランドスラム)を制しました

世界最強の車いすテニス王者で2023年1月に引退した国枝慎吾氏の”ポスト国枝”と呼ばれている小田凱人選手。
全仏優勝後のインタビューで、「僕がもっと盛り上げて更に大きいスポーツにしていきたい。」と力強くコメントしています。
若きエース小田凱人選手の今後の活躍に、期待が高まります。

車いすテニス小田凱人選手の主な戦績

●2019年 北九州オープン 優勝
●2019年 ジャパンオープンセカンド 優勝
●2020年 世界Jr.マスターズ 単複優勝
●2021年 BNP PARIBAS WORLD TEAM CUPジュニア 優勝
●2021年 Swiss Geneva Open 優勝
●2021年 世界国別対抗戦ワールドチームカップジュニア 優勝
●2022年 楽天ジャパンオープン 準優勝
●2022年 NEC車いすテニスシングルスマスターズ2022 優勝
●2023年 全豪オープン 準優勝
●2023年 全仏オープン 優勝 など

まとめ

今回、車いすテニスの小田凱人について、指導コーチや通っていたテニススクール、これまでの経歴をまとめてご紹介しました。

幼少期の難病を乗り越えて車いすテニスの世界に入った小田凱人選手。
これまで車いすテニス№1の国枝慎吾氏を目指して競技を開始し、国内外問わず数々の大会で優勝や最年少記録を出してきました。

それは小田凱人選手の努力はもちろんのこと、熊田浩也コーチやクラブ、そして家族や応援してくれている人たちの気持ちと支えがあったからだと思います。

先日行われた全仏オープン(フランス パリ)混合ダブルスで優勝した加藤未唯選手(28歳 ザイマックス)に引き続き、日本人選手で2人目の快挙となったことは、日本人として誇らくとても嬉しいです。

今後の目標は、パラリンピック制覇とのこと。
目標が叶う日は、そう遠くないのかもしれませんね。