「ボルガライスって何?」って思ってここに辿り着いたあなたと出会えたことに感謝!!
私も『ボルガライス』を知らずに今日まで過ごしていました。
『ボルガライス』を調べていくうちに、いろいろな気付きと学びがあったので徹底的に調べてみました。
これを読めばきっとあなたも『ボルガライス』の虜になるはず。
是非とも『ボルガライス』を知って食べに行きましょう!!
ボルガライスの特徴
『ボルガライス』とは、オムライスの上に揚げたてのカツを乗せソースをかけた福井県越前市のソウルフードです。
上記のベーシックな『ボルガライス』以外にも、ライスがチャーハンだったりピラフだったりとお店によって様々な工夫を凝らしていて、オムライスの上に乗せたカツにかけるソースも、基本的なデミグラスソースから中華風あんかけやトマトソースなどお店の特徴が出ています。
あえて「カツ」と書かせて頂いたのには理由がありまして、トンカツではなくメンチカツが乗っているお店もあり、他にも面白い『ボルガライス』はないかと調べていたところ、驚きの『ボルガライス』を発見しました!!
ドリア風やうどんの上にカツが乗っている鍋ボルガといわれるもの、他にもホットドック風や押し寿司などなど・・・。
既に何でもありの『ボルガライス』は、そのお店に行かないとどんな『ボルガライス』メニューがあるかわからないことも特徴の一つです。
ボルガライスの発祥地
『ボルガライス』は、福井県の越前市武生地区で誕生した料理といわれています。
その理由は、『ボルガライス』の発祥といわれているお店の1つである1986年創業(昭和61年)「カフェド伊万里」さんのご主人がお店の看板メニューを模索していたところ、東京へ料理の修業に行っていた調理師の方から教えてもらった料理を出したのが始まりといわれています。
ということは、突き詰めれば本当の発祥地は福井県ではないのでは?という疑問が出てくるのではないでしょうか?
いろいろと調べましたら、1940年代(昭和20年代)に東京の浅草近辺で営業していた洋食店『ボルガ』で出していた「洋風カツ丼」が発祥であるとする説が出てきました!!
ということは、『ボルガライス』は浅草が発祥地?
発祥地について不明な部分が多く確かな答えがまだ出てきておりませんが、現在のところ東京浅草近辺の可能性が非常に高いのではと思われます。
とはいっても、『ボルガライス』は福井県越前市のソウルフードとして全国に知られるようになったので、こちらが発祥といっても間違いではないと思います。
ボルガライスの由来
なぜ『ボルガライス』という名前になったのか?
『ボルガライス』の名前の由来は、これまでに諸説あります。
⓵ロシア説:ロシア西部のボルガ川流域でで昔からある家庭料理「ボルガ」という卵料理に似ている。
②イタリア説:イタリアのボルガーナ地方に似た料理がある。
③浅草説:1940年代(昭和20年代)に東京浅草近辺で営業をしていた洋食店「ボルガ」で出していた「洋風カツ丼」をお店の名前と掛け合わせた。
などなど・・・。
いろいろと調べましたら、『ボルガライス』という名前が知られる前に「ボストンライス」という洋食が日本で流行ったそうです。
「ボストンライス」はどんなものなのか?
実は、『ボルガライス』とよく似ているそうなのです!!
この「ボストンライス」を出していたお店が、『ボルガライス』の発祥の可能性があるお店「ボルガ」の付近にあったようで、当時の日本では外国の名前を入れた「○○ライス」というものが流行っていたようです。
金沢市のご当地グルメである「ハントンライス」もケチャップライスを薄い卵で包み、魚のフライとソースがかかっています。
※「ハントンライス」とは、ハンガリー料理(スクランブルエッグの上にマグロのフライをのせてケチャップで味を付けた家庭料理)を元にして金沢市で新たに考案されたもので、ハンガリーの「ハン」とハンガリーではマグロのことを「トン」と呼ぶことから「ハントン」と名付けられたといいます。
当時は外国の文化も日本に入ってきており、似たような料理を外国名と組み合わせて作られたのではないかと想像できます。
もしかしたら、『ボルガライス』もフライ部分をトンカツに変えて名付けられたのではないでしょうか?
ボルガライスと池上遼一氏の繋がり
池上 遼一(いけがみりょういち)さんをご存じでしょうか?
漫画好きな方であれば当然知っていると思いますが、「男組」「クライング フリーマン」「サンクチュアリ」「HEAT -灼熱-」などを手掛けた福井県が誇る漫画家さんなのです!!
この池上 遼一さんと『ボルガライス』との繋がりは、池上遼一さんの生まれが福井県の武生市ということもありますが、実は池上 遼一さんの妹さんが「カフェド伊万里」というお店を経営されているのです。
カフェド伊万里さんでもやはり『ボルガライス』が人気で、『ボルガライス』を目当てに来るお客様や池上 遼一さんのファンなどが訪れる人気店でもあるのです。
店内には漫画やイラスト原画などが飾られており、注文した物が出来上がるまで漫画を読んだり、池上 遼一さんのイラスト原画を眺めたりと料理を提供されるまでの時間さえ忘れさせてくれる雰囲気抜群のお店なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大人から子供まで愛されている『ボルガライス』。
オーソドックスなものや進化系の『ボルガライス』がたくさんあるので、食べ比べしてみるのも楽しそうですね♪
発祥地や名前の由来など謎はまだまだ残りますが、推理しながら考察していくとより『ボルガライス』の魅力にハマるかもしれません。
今後も新しい発見がありましたら、お伝えできればと思っています!!