ここ数年の間に「eスポーツ」という言葉をよく耳にするようになってはいませんか?
昨今、eスポーツは競技として取り入れられてきていて、大手の企業もスポンサーについているほど注目されてきている分野となってきました。
そこで今回は「eスポーツとは?」、「ゲームと一体何が違うのか?」
そんな「eスポーツ」について、できるだけわかりやすく解説していきます。
eスポーツとは
「eスポーツ」とは、パソコンやスマホなどの電子機器を使ってビデオゲームやコンピューターゲームを楽しむもスポーツで、正式名称を「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」といいます。
※エレクトロニックとは電子という意味
「eスポーツ」は、プレーヤー同士またはチームが対戦して勝敗を決める競技です。
スポーツも個々の対戦やチームで力をあわせて勝利を目指しルールに従い勝敗を競うという意味で、要素が同じと捉えられているためにスポーツという言葉がついているのです。
eスポーツの歴史
日本では、ここ数年の間に「eスポーツ」という言葉をよく耳にするようになりましたが、歴史は意外と長く20年近くにもなります。
「eスポーツ」は、インターネットが普及されるようになったことで欧州や中国などで広まり、2000年に「World Cyber Games (ワールドサイバーゲームズ)」という世界中のeスポーツ選手が複数のゲームタイトルを競う国際的な大会が開催されたことから、「eスポーツ」という言葉が世界中で広く知られるようになりました。
その後、日本でも2007年に準備委員会が設立され、2015年に正式に「一般社団法人日本eスポーツ協会」が発足されています。
eスポーツの魅力
「eスポーツ」は、国籍や性別、年齢など関係なくインターネットの環境さえ整っていればどこでも出来ることが魅力!
「eスポーツ」は、プレーヤーだけでなく対戦を見ている観戦者も楽しむことができます。
プレーヤーの素早い反射神経や操作テクニック、戦略性などを一緒に体感し、自身がまるでプレーをしているような感覚に・・・。
まさにスポーツのように盛り上がって興奮を味わうことが出来るのです!
現在次々と新しいゲームが開発されており、右肩上がりに成長し続けている業界で、参加する企業も増えてきています。
海外では1億人以上のeスポーツ競技人口に対して、観戦者数は4億人を超えるといわれており、日本のみならず世界中で大注目を集めていることがよくわかります。
2019年には、茨城で行った国体のプログラムに「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」という名前で採用されているんですよ!
スポーツ競技としてのeスポーツ
ゲームといえはオタク的なイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、アメリカではすでに「eスポーツ」を「スポーツ競技」として認めていて、プロゲーマーがスポーツ選手として扱われているようです。
驚異的な人気で世界中が注目している「eスポーツ」業界。
2020年に日本での市場規模は66.8億円までに成長し、2024年には180億円を超えると予測されていて今後政府主導のもと「eスポーツ」の環境整備を進めていく方針が示されています。
オリンピックの正式な種目として追加されることも検討されているようですよ!
これらのことから、「eスポーツ」がただのゲームではなく、本格的な競技であることが伺えます。
日本でも大規模な大会などが開催されている「eスポーツ」。
今後さらなる発展に注目が集まっています!
eスポーツとゲームの違い
「eスポーツ」とゲームの違いは、試合(競技)かどうかということ。
「eスポーツ」は、ゲームを試合(競技)として競う。
対してゲームは、勝敗を楽しむもの。
「eスポーツ」は競技ということもあり、現在「eスポーツ」を取り入れている学校も・・・。
大手企業がスポンサーとなってゲーミングPCの貸し出しを行ってところもあり、部活動として行っている学校も徐々に増えてきています。
高校生向けのeスポーツ大会も存在しているんですよ!
また、プロの大会では多くの企業や団体が参入して大会を開催し、賞金総額も徐々に拡大しつつあります。
日本でも賞金総額1億円や、賞金総額3億円のプロリーグが発足したりと大きな大会が徐々に立ち上がってきています。
約30億円を超える規模の大会もあるとか!
スゴイですよね。
高額な優勝賞金が獲得できることで、小さい内からプロの選手を目指しているお子さんも少なくないとか。
政府も「eスポーツ」の推進を取り組んでいることもあって、保護者にもだんだんと「eスポーツ」の新たな価値観や大会の認知がされてきているようです。
eスポーツとは|ゲームと何が違うのか?わかりやすく解説のまとめ
いかがでしたでしょうか?
大会なども開催され、賞金も出るという「eスポーツ」は、単なるゲームという枠を超えた競技スポーツだということがご理解頂けたかと思います。
日本ではまだまだ浸透していない「eスポーツ」ですが、海外では1億人以上の競技人口に対して、観戦者数は4億人を超えるともいわれています。
スケートボードがオリンピック競技の種目に選ばれたように、今後「eスポーツ」もオリンピック種目に選ばれる可能性も大いにあります。
プロになるための条件は特になく、チームに所属することでプロゲーマーとして活躍することができますが、もちろんそんなに甘い世界ではありません。
でも、この業界はもっと広がって行く可能性があると思います。
今後の「eスポーツ」業界からは目が離せませんね!!